今から四〇〇万年以上も前に人類は誕生し、ゆるやかな進化を続けてきました。そうしたなか、厳しい環境を生き抜くために道具を改良し、集団を形成しました。ときには戦いを強いられることもありました。農業を発明することで生活にゆとりができると、文化を生み出し、国家を育てあげることができるようになりました。このように、人類は延々と歩み続けてきたのです。世界各地には、先人の残した文化遺産や自然遺産がひそやかに、ま
見落とされがちな世界遺産に焦点をあてる... の続きを読む
5万分の1の地図では「北腰越」と示されていて、丘陵のくびれとなっているのだ。面白い。山際の木立の中に入ったと思ったら、眼下から線路がまっすぐ伸びている。東海道本線、こちらで言う琶湖線だ。トンネルの出ロなのだ。そこから先が実に特筆すべき快適さだった。気分のいい桜並木のサイクリングロードをゆっくり下ってゆくと、平坦になったところでいきなり広い公園のようなところに出る。しかもなんと少し先には安土城考古博
車は別のところに駐車する... の続きを読む
本当はイタリアンというより、野菜を美味しく食べる店として紹介したかったが、京都ならではのイタリアンとして、ここを超える店はないので、京都一のイタリアンとしてご紹介しよう。本店はご存知のように東京、代官山だ。なんだ東京の出店か、と早合点しないよう。本店の植竹シェフとはまた違う持ち味で、わざわざ東京からこの料理を食べに来る客も少なくない店なのだ。若きシェフ山口正の料理は実に鮮烈で、その最大の特色は、大
野菜が全ての料理で主役を張る... の続きを読む
確かになかなか良かったが、私のような真の船好きにとっては別にこのショウが見られたから得をしたとも思わなかった。映画を見てるようなもので、むしろこの船で見た映画が数力月のちに日本で封切られて優越感を持つたぐらいである。ショウにしろ映画にしろ、見ている数時間は船に乗っていることをまったく忘れてしまう。終わって外に出ると甲板があって船が海の上をひたすら走っている。ああ海の上だったのだなアという感動が良い
小さな芸は見物できない... の続きを読む
都市と違う田園の景観的特性のひとつは、当たり前と言えば当たり前だけれど、見通しが良いことだ。高層建築や高架はないし、それは地平線を遮る山とか丘とかはあるけれど、それらが視界に占める位置感は、また全然意味が違う。どこまでも続くように思われる、静かな1本道。その道の傍らに点在する民家や木立などの里の風景。海岸地帯なら、潮騒も遠くから聞こえてこよう。田園の風景は、都市のそれと正反対のオーラを発するように
田園型スローサイクリング... の続きを読む
6月のある晴れた土曜の昼下がり、私たちは高原の小さな駅の傍らから、ペダルを回し始めた。9ヵ月ぶりに訪れたその駅前は、様子が変わっていた。昨年の秋にはまだあったはずの、店舗か何かの入った建物がひとつ消えて、テニスコートが入るくらいの更地になり、妙に駅前の風通しが良くなっていた。単線を行く汽車が入線し、ひと駅分かふた駅分か、バスツアーの途中に部分汽車旅を組み込んだツアー客が降りてくると、ひとしきり駅頭
ここから私たちの本当のデイトリップが始まる... の続きを読む
海外旅行に行くときに、どうしても言葉が通じない心配があります。その時のために会話の本を準備することにしました。日常的な会話はもちろん、現地の料理や習慣なども分かる会話の本がありました。絵で説明されている部分もあるので、見やすくてよさそう。何より、指でさすことで言葉がわからなくても意思を伝えることができるので役に立ちそう。実際に、友達と一緒に使ってみました。特に料理に関しては、日本ではなじみのない料
海外旅行に行くときのお供に会話の本!... の続きを読む
子供の頃、両親と那覇の公設市場に行ったとき、平和通りの一角に座っている露店のオバアから「クジムチ」を買ってかえるのが楽しみだった。露店のオバアの前にはガラスの蓋の陳列ケースがあり、その中には割り箸に刺さった大きなみたらし団子や小豆のまぶされた餅菓子のフチャギ、緑色のまんじゅうのようなもの、三角形のいなりずしなどと一緒に「クジムチ」が並んでいた。当時、露店のオバアは4〜5人いたが、我が家が買うオバア
子供の頃、両親と那覇の公設市場に行った... の続きを読む
実際に昆布と豚肉の相性は栄養学的にも優れ、昆布のビタミンやミネラル、繊維質に豚肉の脂肪やコレステロールを下げる効果があることが証明されている。ところで「クーブ」は昆布の意味だけど「イリチー」の直訳は「炒る、炒める」の意味。イリチーにはこのほかに、パパイヤのイリチーやスンシー(メンマ)のイリチーなどがある。沖縄の炒め物といえば、まず「チャンプルー」を思い出す人が多いと思う。実際、イリチーとチャンプル
昆布と豚肉の相性... の続きを読む
沖縄の子供たちは、学校帰りに「天ぷら」を買い食いするという。町のあちこちに1個40円ぐらいで天ぷらを売る小さな店があるから、ファストフードよりも安くてお腹も満足という、すぐれた食べ物である。現代の日本では、天ぷらは「天麹羅」などと漢字で書かれ、どこかいばった高級料理というイメージが強いと思う。だけど『東京と大阪・「味」のなるほど比較事典』(PHP文庫)によると、江戸時代後期までは天ぷらは屋台で食べ
沖縄の子供たち... の続きを読む